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デイドリーム

徒然雑多に書き綴られる怠惰な日常

太陽と異端者



「太陽と異端者」
著者:高里椎奈(タカサト シイナ)
出版:講談社
価格:950円+税

フェンネル大陸真勇伝の2冊目をようやく読みました。
フェンが成長してる…!
そしてアベル格好良いー!ナナ可愛いー!母様素敵ー!!
高里椎奈さんの描くキャラクターは本当に魅力的だ…。
そして文章の作り方とか言葉の選び方とか細かくて、色々発見があるのでそれも面白いです。

「悪い事をした時は?」
「ごめんなさい!」
「よし」

人生の基本(笑) サチは相変わらずサチで、テオはちょっとばかし変化して(ある意味成長?)、フェンとのスプーンの取り合いしてるのが微笑ましかったです。
可愛い可愛い。

イーター先生も久々の登場ですね~。
すっかり忘れてました(ひどい!)
キャラ設定的にはすごい美味しいんですけどね、彼。
世界一の医者になって下さい!

しかしフェンもテオも、サチとイーターという絶対敵に回したくない人達と一緒に行動するって大変そうだ。
あ、フェンはそんなの気にしないか。
テオはちょっと警戒してるみたいだけど。
私だったら間違いなくサチに遊ばれてしまいますね~。
疑い深くて騙されやすいので。
要は頭が足りないんです、私。

今回のような異種族間での差別や敵対というのが、そのまま現代の人種差別を映しているようで苦いですね。
結局人間には頂点に立つことを望む欲があって、見下されるのを、負けるのを恐れるあまり攻撃に出てしまって、しかも一度始めてしまうと意地を張って引かなくなる。
全ての人がそうであるとは言い切れないけど、そういう人は必ずいる。
悪いわけじゃない。
けど、場合によっては取り返しのつかない、大きな過ちだって犯しかねない。
人間として誇りを、驕りや傲慢にしてしまってはいけないんだなぁ。
人間の誇りって、何だろう…。

さて、フェンが真実を知る日はいつ来るんでしょうか。
そういうことなんだろうとは思いますけど、だったらどうしてストライフにいたのか、王族の末娘としていられたのか、その辺を妄想しつつ次の巻を楽しみに待たせて頂きます。
あと3冊ぐらいか…うぅ、終わっちゃうのは哀しい…。

そういえば高里さんがレッドクリフの小説版を書かれるとか。
よし、買いに行こう。
のだめの小説は買ってないけど、レッドクリフは買う。と思う。
高里さんとのだめの組み合わせって想像つかないんですよねぇ…。
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