
今更ながらいろいろ感想を書いてみようかと思ったり。
やっと落ち着いて読めるようになったというか・・・何と言うか。
そういえば10巻は来月の8日あたりに発売するらしいですね!
最終巻になるのかな?
ちょっとドキドキ・・・!
以下ネタバレです~。
てなわけで9巻は森田さんの過去やはぐの入院などヘビーな話が中心だったわけですが、もう何か・・・いろいろ何か泣ける。
海に行った風景は微笑ましかったのになぁ・・・。
森田さんの過去話は、もうあれですね。
達夫さんとカオルの気持ちが痛いです。
「持ってる」人と「持ってない」人の差は、時に絶望的なほど自分を打ちのめすのに。
それを埋める事なんて出来なくて。
代わりに何か「持ってる」かどうかなんて、解らなくて。
ただ闇雲に、彷徨うしかなくて。
その先に、何があるのか解らなくても。
解っていても、止まる事は出来ない。
オレには見えなかったんだよ
光なんて
どっちから射してるのかもな
・・・カオルの台詞に、胸を突かれました。
見えてる人が多いわけでは決してないだろうけど、でも、見えない不安に押しつぶされそうになる怖さって半端じゃないから。
カオルは間違ったわけじゃない。
ただ 必死だっただけだよ。
はぐの入院も衝撃的でしたね。
まさか、右手の神経をやられてしまうとは・・・それに対するはぐの意志の強さに、竹本くんじゃないけど圧倒されてしまう。
そして苦しむはぐに森田さんが「描かなくていい」「生きててくれればいい」と言ったのは、どういう意味なんだろう。
はぐにとっては絵を描く事が生きる事であり、描かなくなる事は「命を返す」事だと思っているのだから、この言葉は危ういのではないかと思う。
ただ森田さんが言ったのは、はぐを思っての言葉ではなく、あくまで自分にとってそうでいて欲しいという願いのようにも感じられる。
森田さんの人間性が表れたと言うか・・・何だか荒廃的なイメージが浮かぶ。
このまま逃げてしまうのかな・・・と、ちょっと不安になりました。
はぐの帰れる場所が姿を変えた、というのはどういう意味なのかな。
父親が再婚したって解釈で良いものだろうか。
そしてはぐを自分のところで育てられるようになったから、はぐは父親と一緒に暮らす事になって、修ちゃんとは少し離れてしまう・・・そういう事だと私は解釈したんですが、どうなんでしょう。
あと、落ち込むあゆを励ます野宮さんが素敵でした。
携帯のパンフ見てるあゆに、持つ気になったのかと嬉しそうに話しかける野宮さんが可愛いと言うのももちろんあるんだけども(笑)
「友だちなんだろ?」と言われて、あゆじゃないのにちょっとぐっときてしまった。
おとな組なのかアタシは・・・?
あぁでも山崎は可哀想だったねー・・・真山も大分狂犬だったねー・・・(遠い目)
読み終わって思い出すのは、浜美祭初日に修ちゃんが言った台詞。
「祭りが終わるなぁ・・・・・・って思ってさ」
何かを予感しての言葉なのか。
それとも違う意味があるのだろうか。
はぐや竹本、あゆ達が揃うのはもう終わりって意味なのか。
それとも・・・先生辞めちゃうのかなぁ・・・。
もしかしてこの時点で、修ちゃんははぐの父親が再婚するって知ってたのかな?
お別れが近付いてる・・・って意味で「祭りが終わる」なのか・・・。
うむむ、深いなぁ・・・分からないなぁ。
続きが気になるような、見たくないような、複雑な心境です。
みんなみんな、幸せになってくれれば良いんだけど・・・。
コミックス派はこういうのがちょっと辛いかなー?
あ、あともう一つ。
最後に描いてあった、倉持くんがお見舞いにきたイラスト。
あれにキュンきた・・・良い子やね倉持くん・・・!
以上、シリアスなハチクロ感想でした!
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