そもそも原作の「xxxホリック」を三巻ぐらいまで借りて読んだ事しかないから、その辺微妙なんですが勘弁してください。
西尾維新が割りと好きだから読んだ人間なんですよ・・・!
でも何となく、原作に近かったんじゃないかなーと思います。
いやまぁ、最初はね?
段々西尾維新テイストが入り込んでくるなぁ、と言うのは友人のお話。
まぁ確かに、三話目とかすごいですよねー。
こう、漢字テスト?みたいな?
これアリなんか!?と思わずにはいられないです(苦笑)
本屋かどっかで、三話目をぱらぱらとめくって頂ければ分かると思います。
私の言ってる「漢字テスト」の意味が。
後はそう、二話目の出だしとかも西尾維新テイストですね。
言葉を執拗に繰り返すというのは、彼の書いている「戯言シリーズ」でも結構用いられていますし。
ちなみに私、「戯言シリーズ」は読破してます。
零崎双識大好きです。ま、そんな話は置いといて。
元々CLAMPさんの土台があるから、というのもあるかも知れませんが、結構面白かったですよ。
うん、まぁ三話目は結構意見分かれると思うんですけどね・・・漢字テストですから。
それはそれで良し、と受け入れられるかどうかにかかってるんじゃないかなぁ・・・。
それでも人物に関しては、原作に近い描かれ方をしていると思います。
侑子さんの傍若無人ぶりとか、四月一日の振り回されっぷりとか(笑)
あの「浅ましい台詞でしりとり」はやってみたいけど、難易度高いですよね?
結構難しそうですよ、考えるのが。
そもそも「浅ましい」ってなにさ?(ぇ)
またずれてきましたね。
えー、とりあえず原作の雰囲気をぶち壊しているような作品ではない、と私は思います。
原作は借りて読んだだけだから、絶対とは言えないんですけどね・・・。
とりあえず侑子さんと四月一日のやり取りは面白いです(爆)
人物描写が上手いと思うんですよ、西尾維新さん。
魅力的に描いてくれると言うか、「戯言シリーズ」でもそうですけど、上手い具合に特定のファンの心をくすぐると言うか。
駄目な人は本当に駄目らしいですけどね、西尾さんの作品って。
その辺も私は何となく分かるので、否定はしませんけど(苦笑)
あの言葉遊び的な要素が好きな人は好きだし、そんな無駄な事する意味が分からないって人は嫌いだろうし。
う~ん、微妙ですよね~。
ライトノベルのような軽さもあるんだけど、その実深い部分もあったりしますし。
この書き方が西尾維新、という感じもしますが。
ところで一話目の話なんですが、私この櫛村さんの気持ちちょっと分かります。
車の走る道路に身を投げ出してみたいとか、実際にやるまではいきませんけど「やってみたいな」とは思いますもん。
失くしたらいけないもの捨てたいなーとか思ったり。
台風の中飛び出して行きたいなーとか。
氾濫する川にあえて飛び込んでみたいなーとか。
小さい頃ポストから新聞抜き出して「これなかったら親が困るんだろうなぁ」とか思いつつ、四階からばさぁーって投げ捨てた事ありますし(やってんじゃん!)
風になれー!みたいな、ね。
そして風に吹かれてばさばさと飛んでいく新聞を見送って、何食わぬ顔で帰りました(爆)
ん?何か違う気がするぞ?
二話目のトリックは、さすが西尾維新!と思いました。
「それでいいの!?」的な(笑)
成立しないわけじゃ無いけど、ねぇ・・・という、このわだかまりが西尾維新ならではですよ!
これも駄目な人は駄目だろうな~。
色んな意味で、してやられた感がありますよ。
でも個人的には三話目が一番好きなんですよね~。
いや、漢字テストが好きなわけでは無く、四月一日と化町の会話が好きなんです。
意味不明ですけど(爆)
と言うか、西尾さんの書かれる会話は全般的に好きかな。
丁々発止に交わされるのが良いですね!
あとあの、漢字に振ってあるルビに突っ込みいれるとか・・・さすが小説!(笑)
遊び心なのか何なのか・・・いや、私はこういうの好きですけどね。
良くも悪くも西尾維新テイストが混ざった小説でした。
一緒に発売された「デスノート」も読まなきゃと思いながら、今はファンタジー小説をちまちま読んでます。
にしても高いよなこの本・・・持ってると手にラメが付くし。
この装丁に金がかかってるんだろうか。
勘弁してくれ。以上「アナザーホリック ランドルト環エアロゾル」の感想でした。
長々とお付き合い、ありがとうございましたー!PR